「仕事が楽しくなくなっちゃったんですよねえ。もっと大げさにいえば、人間としての存在感をなくしてしまったというのでしょうか」
芸能界の第一線で活躍する彼女の口から意外な言葉が漏れた。平成13年、隣の韓国からやってきた少女は表情にまだあどけなさが残る14歳だった。翌年には「LISTEN TO MY HEART」「VALENTI」を大ヒットに導き、出すアルバムは立て続けに100万枚を突破した。デビューから7年、21歳を迎えた。少女から大人の女性に成長した彼女に何があったのか。
「ベストアルバムを出した(17年2月)あたりから目標をなくしたというか…たぶんずっと走り続けてきたからだと思う。自己満足しすぎていたのではないかと今は反省している。でも正直、歌を歌うために生まれてきた私が歌をやめたらどうなっちゃうんだろうと思ったらすぐに立ち直った。まあ、休みがなかったことが一番大きいことですかね」
事務所のスタッフにちらっと目線を送り、笑う。休みのほとんどないハードスケジュールを7年間続けた。日韓をはじめめまぐるしく海外を行き来する日々。パスポートは4冊以上にも及んだ。多忙すぎたのかもしれない。疲弊していく自分を感じた。そんな中でも夢は失っていなかった。15歳のときに描いた10年後…米国への留学だ。
「25歳、あと4年後。たぶん間違いなく留学やってると思いますよ。英語の勉強をしたいし、バレエなどの踊りのレッスンもちゃんと受けたい。今の私に必要なことだと思うから。留学していてもレコーディングはできますからね」
向学心がある。10代のころは経済学の勉強をしたいとも言っていた。
「あぁ、今思うと昔の方がまともだった、もっとしっかりしていたかも」
いや、今でも十分にしっかりしていると思うのだが。自分の意見を持って仕事へ向かう姿勢は12日発売の新曲「LOSE YOUR MIND」に顕著に表れている。ロックバンド、DOPING PANDAの古川裕とのコラボレーション。高度なメロディーラインで、得意とするダンスもより激しさを増す。
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BoA 留学、米デビュー…夢を語る(産経新聞) - Yahoo!ニュース]